sad news...
お客様が急死した。
救急車で運ばれた3日後に急性心不全で亡くなられたとのこと。
家の近くに住んでいる方で、足が不自由なため時々飼い犬の柴犬のお散歩のお手伝いをしていました。
最近連絡がないので、少し心配になりご自宅へ伺うと、弟さんが出てこられ・・・
柴犬のコナツは私を見るなり大喜びで尻尾を振って玄関から飛び出してきてくれた。
久しぶりに会うコナツ。
私の足にポンポンと勢いよく尻尾があたる。
ポン、ポン、ポン。。 一定のリズム。
私はいつも飼い主様が座っておられた場所を呆然と眺めていて
足にコナツの尻尾を感じながら、悲しく立ち尽くしていた。
「亡くなられたんだ。。 つい最近までこの玄関で二人で笑いながら話してたのに。。」
その時もコナツの尻尾はポンポンと私の足に触れていた。
急性心不全。。
コナツはお母さんがもう2度と戻らないことを理解しているんだろうか?
悲しくなって、コナツを見て、ポンと体を叩いた。
コナツは嬉しそうに私を見上げていたと思ったら、いつものように突然自宅に入り
お母さんのベッドがあった横にいつものように座って私を見ていた。
もう尻尾は振っていない。
コナツ・・ お母さん、 いつも一緒だったお母さん。
もう帰って来ないよ・・。
弟さんに深く一礼をして外に出た。
すぐに帰って自分の犬を抱きしめた。 寂しい秋の夕方になった。
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